フッ素の歯磨き粉の使用方法や種類
フッ素配合歯みがき剤
歯みがきのたびに使用すると、みがいている間の効果に加え、歯みがきをした後で、口の中の歯や粘膜に残ったフッ素が少しずつ唾液にまざり効果を発揮し続けます。
むし歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です。歯みがき剤の使用量やみがき終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう。
A・使用方法
1.歯みがき剤の量は成人の場合1~2cm(約1g)程度にする
2.歯みがき後のうがいは1回程度にする(5~15mlの水で5秒程度行う)
フッ素配合歯みがき剤の年齢別使用方法目安
6ヶ月(歯の萌出)~2歳
使用量・切った爪程度の少量
500~1,000ppm 仕上げみがき時に保護者が行う。
3~5歳
使用量・5mm以下
500~1,000ppm 就寝前が効果的。
歯みがき後5~10mlの水で1回程度洗口。
6~14歳
使用量・1cm程度
1,000ppm 就寝前が効果的。
歯みがき後10~15mlの水で1回程度洗口。
15歳以上~成人
使用量・1~2cm程度(約1g)
1,000~1,500ppm 同上
使用手順
1回みがきでフッ素を口の中に残す
1. 年齢に応じた量の歯みがき剤をつける 3~5歳:5mm以下 6~14歳:1cm程度
2. 歯みがき剤を歯面全体に広げる
3. 2~3分間みがく
4. 歯みがき剤を吐き出す
5. 年齢に応じて5~15mlの水を口に含み5秒間程度ブクブクうがいをする ※うがいは1回程度にする ※1~2時間程度は飲食をしないのが望ましい
2回みがく方法(ダブルブラッシング法) ※最初にしっかりとうがいしたい方に適した方法
1回目は歯みがき剤をつけてもつけなくてもよいので、十分にみがいて十分にうがいをする
2回目はフッ素配合歯みがき剤をつけて、全部の歯に延ばすようにつけて、1回吐き出し、1回だけうがいをする。
B・フッ素洗口
4歳以上からフッ素洗口液でブクブクうがいをする方法です。
1日1回または1週間に1回の利用法があります。
家庭や幼稚園・保育園では1日1回、小・中学校では1週間に1回がすすめられています。
継続して使用することで予防効果が高まります。
金沢歯科医院ではBEE BRANDと言う商品を揃えております。
C・フッ素塗布
歯科医院で高濃度のフッ素を歯に直接塗る方法です。年に数回塗布します。
生えたての歯は歯の質が弱い(未完成)ので、特に効果的です。
1歳半頃から行うことができます。
当医院では中学生まで検診や治療時に無料で塗布しております。
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